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UZ通信

カラダ・アタマ・ココロの遊び

入社前整理①ベンチャー就職、リスクだと思わなかった?と聞かれて思うこと

今日配属先を知った。部署名と上司の社員が確定した。これから会社でしゃかりきになって働くことになるわけで興奮して仕方なく身体中の血が騒いでいる。試合が始まる前みたいだ。こんな風になるのは久しぶりの感覚で2ヶ月前のマラソン大会以来のことである。勝負前の高揚感と緊張感。早く始まって欲しい。キーボードを叩きながらも胸騒ぎが止まらない。

前提を書いておくと僕は2月16日(木)から会社で働き始める。3月後半の卒業式には参加予定だけどそれ以外は出社する。それが内定先では当たり前だし僕もそれを望んでいるから。それでいよいよこのタイミングが自分の就職活動及び四半世紀を振り返る最後のチャンスだと考えた。もちろん定期的に自分の歩みは振り返るけれど、働き始めたらどうしても目の前のことに追われそうで忘れるかなと。


さて学生生活をどこからどう振り返ろうか。だんだん昔に遡っていこうか。
この会社に決めた理由をまず残しておこう。

僕が入社するのはフロムスクラッチというベンチャー企業だ。ベンチャー企業の定義はそれぞれだけど「新たなビジネスモデルやプロダクトを持って急成長を目指す会社」といったところだろう。僕がこの会社に決めたのは幾つか理由がある。

・意義ある取り組みをしていること
・世界と対峙する日系の企業であること
・量質ともに厳しく働けること
・視座と当事者意識の高い人が多いこと
・最先端のテクノロジーの専門性を身につく事業ドメインであること
・周りの人がまず行かない60名程度の企業規模であること
・最終選考まで14回接点(選考と面談)があり採用に注力していたこと

直感でめちゃくちゃ惹かれた会社への志望動機を言語化すると上のようになる。就活中に他にも素敵な会社があったけれど、僕はフロムスクラッチに決めた。
最初の接点はベンチャーを受けるにはかなり遅い2016年4月後半。このタイミングでフロムスクラッチは通常の新卒採用を締め切っていたけれど(普通は15年夏~16年3月頃)、紹介会社からの面談で選考ルートに乗っけてもらった。

初回の接点で自分はこの会社で働くんだと思った。2015年6月から意識高くサマーインターンやアルバイトをやってきたこともあって50社程の会社の方と様々な形で接点を持っていたけれどこういう気持ちになるのは始めてだった。

自分の就職活動を振り返ってみて「不適かどうか」の取捨選択はロジックで削れるものの「最適かどうか」の決めるフェーズはロジックで説明しきれない。実際に会社に行き、社員と会い、話を聞いて判断した。それがバッチリあったということである。

 

ここからメインテーマに入る。
僕は就職先を選ぶに当たって【ベンチャーに入るのリスクだと思わなかった?】と周囲に何度も質問された。年功序列の大企業、首にされない大企業、合コンでモテる大企業。一見魅力的だし僕が内定者だとしたらまず間違いなく自社の素敵な点を100個はあげられる大企業。

ただ今の自分の考えに従って率直に言うと、
強烈に惹かれた会社に行かないで後悔することのほうが人生的に失敗だと思ったし、力がついていないのに首にされず年収だけが上がる異常な状態や世間的にチヤホヤされることに満足し自分のやりたいことにトライしない(そもそも探そうとしない)状態の方をリスクと捉えた。
死ぬときに後悔したくないので挑戦したいと思ったことには全力で挑みたいし、グローバル化とテクノロジーの進歩の中で労働者に求められる仕事が変化し人材の価値も安価になっていく中、市場価値がつかぬまま年齢と年収が上がり45歳・妻子持ち・課長・1000万で首になるのがかなりまずいシナリオだと思った。だから自分も長期的なリスクを考慮してこの会社に来ている。

ただ確かに会社の資産でみたときにどちらが潰れやすいかでいうとベンチャー企業のほうが潰れる確率は高いかもしれない。だからそのリスクが「許容できるリスクかどうか」は一瞬考えた。自分にとってリスクとは何か。会社が潰れ職を失うことや、首にされて路頭に迷うのは果たしてリスクか。

ただ会社が潰れたとしても死ぬことはない。アルバイトの募集は溢れているので仕事は選ばなければ幾らでもあるし、インターネットのおかげで娯楽費はほぼ無料。ネット販売や対面営業で1人分の生活費を稼ぐこともできる(このマインドセットになったのはビジネススクール・ウィルフのおかげなので非常に感謝している)。

結局リスクとは、何か。
リスクとは死ぬことだけではなかろうか、という話になる。

去年11月に妙義山の崖っぷちを命綱なしで4人で渡っているときリスク(命の危険)を感じたけれど、無職独り身の20代男性になることは果たしてリスクなのだろうか。もちろん身体を壊していたり守る家族がいる場合には話が変わってくる。ただ幸いに家族は健康で自分もフルマラソンできる程度には健全な肉体があるので今心配をすることは特にない。

何れにしても今の考えはこうで、少し先では何を考えているかわからない。
社会も自分も変化するので「リスクとは何か」「許容できるリスクかどうか」は常に変化していく。外部環境及び自分の心の声を定期的に聞きつつ、上記の観点は持ち続けるようにしたい。

今ほどよい緊張感に落ち着きつつある。
GOOD PEOPLE GOOD BUSINESS PERSON。
いい市民、いいビジネスマンになれるよう一日一日を大切に社会人生活をスタートさせたい。