UZ通信

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映画「オン・ザ・ロード」 ー映画感想文

映画「オン・ザ・ロード」を観た感想文です。
今後は洋画を観まくる予定なので、フォーマットを決めて書いていきます。

① 総合評価(星5つで評価)
② ヒトコト要約
③ 感想

① 総合評価【****】
ーすでにストーリーを知っていたために、その時々の心理描写を想起することが容易だった。旅序盤の疾走感は相変わらずいいし、ヒロインのメリールウが適役すぎる。夜の街に仲間と繰り出す様は、「いつかやってみたいなあ」と憧れる。また、クライマックスを通して旅は美しいだけで終わらず、相応の寂しさや悲しさをもたらすし、何事にも終わりが来ることを教えてくれる作品。


② ヒトコト要約
ーニューヨークで暮らす若き作家サルが、常識に捉われず人間味あふれるディーンと出会い、彼に導かれるようにアメリカ全土を旅する物語。(=ピーターパン症候群の若者が性とドラッグと酒を楽しみながら全米を駆け回る話)

③ 感想
ー2年前の夏、旅先のインドで原作の小説を読み始めた。その当時は現地の空気と相まって、「旅をしなくちゃはじまらないぜ!旅こそ人生だぜ!」みたいなことを思っていた(と思う)。と同時に、男とも女ともバカになって遊び、タバコとハッパを吸い、ハイテンションで生き急いでいるディーンに憧れを抱いたことも覚えている。

しかし、楽しいだけで彼らの旅は終わらない。話の途中からは出会いよりも別れが増え、その別れ方も後味が悪いために、かなり作品の雰囲気が変わってくる。映画全体を通じて、今を生きる素晴らしさとともに、ただひたすらに移動を続けても、結局どこへもたどり着けないことも伝わってくる。最後のシーンでは、映画と小説では異なるものの、それがよくあらわれていると感じた。

小説が映画化された時に、人物も描写もストーリーもイメージ通りになることは、あまりないと思うが、今回もそうだったと言える。ディーンとメリールウはバッチリ適役だったけど、サルはいささかイケメンすぎたし、好きなシーンや心理描写がかなり省略されていたからだ。

漫画であれば、絵で語る部分がそもそも多いために、映像にした時の違和感が少ないけれど、文字だけで表現する小説と映画の互換性の低さは改めて感じる機会となった。(今後は小説が映画化されても、のイメージは持ち込まず、全く違う作品として観ればいいと思う)

ただ、僕が「ノルウェイの森」でそうだったように、映画から入る人はこのイメージを持って小説版「オン・ザ・ロード」に潜り込める訳で、その方が想像しやすい面もあるし、ぜひ小説も読んでみていただきたい。

 

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