UZ通信

カラダ・アタマ・ココロの遊び

「人生で一番辛かった経験は何ですか」前編~県1部リーグ「柏日体戦」の記憶~

蒸し暑いですね。クーラーのかかった部屋から一歩出ると、もわっとした空気が全身を包みます。東南アジア圏の国に着陸し、タラップを降りる時の感覚に似ています(というとよく言いすぎだけど)。いよいよサマーインターンの本番も近づいてきました。

 

インターンに至る選考にはいくつか段階がありますが、終盤は大抵「個人面接」が実施されます。個人面接は合説と逆で、会社が学生を判断する時間なので、プレゼン能力が著しく低く内向的な僕も、必然的に話す側になります。(質問内容は、インターンの志望理由やこれまで一番頑張った経験、その経験からの学び等、多岐にわたります。)

 

これはある会社のインターン面接で「人生で一番辛かった経験は何ですか」と聞かれたことに始まる、僕の思い出話です。

 

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「人生で一番辛かった経験は何ですか」

 

「・・・。」(一番辛かった経験は何ですか・・・?。それを聞いて何をみたいんだろう。そもそも僕あんまり辛い経験とかないんですよね。というか、こういう時に語る辛い経験って、たぶん結構美談じゃないですか。本当に苦しかった経験を今出会ったばかりの面接官に話せないですし。それともみんなは本当はもっと辛い過去を抱えていながらそれより多少ランクの落ちる話せる程度のエピソードを「most辛かった経験」として話すのかな。えどうしよう、いやないと思うけどなあ・・・)

 

とバカなことを考えながら、必死で過去の記憶を遡りました。

 

まず頭に浮かんだのは、高校サッカー部時代のフィジカルトレーニング。2対2→3対3→4対4→テック(という2㎞弱のコース)7周→体幹→罰ゲーム付きパス回し→往復ダッシュと一連のフルコースです。メニューの流れはうろ覚えですが、肉体的には相当辛かった経験としてあげられます。ただ、精神的(というか気持ち的)には全然楽でした。先生とコーチのことを信頼していたし、仲間も一緒だったから。辛い経験かつ最高な経験という感じで、この二つって背反するとも限らないな、なんて気づきを得ながら次の記憶を探しました。

 

次に浮かんだのは、高校サッカー部時代に膝のケガをした話。自分の不注意に起因するとはいえ、高校時代の自分にとって、サッカーがない毎日は辛かったです。というのも、地元の進学高に進んだ僕は、「この人たちに頭で勝つの無理☆」と勉強を早々に諦め、諦めておきながらアイデンティティクライシス(自分取り柄ないなあ状態)に陥ったから。それを紛らわすかのようにサッカーに打ち込みました(サッカーを言い訳にできるし、という最高に格好悪い考え方)。ということで、自らの支えであったサッカーがない時期はまあ辛かったです。しかし一番かというと、うーん、自分の不注意のせいだし、自分が苦しんで済んだ話だし、そこまで辛いかというとそうではない。

 

他にも、幼馴染との喧嘩、お化け屋敷への強制連行、中学総体の一回戦敗退、サッカー選抜落ち、生物14点、浪人、彼女との別れ等色々と思い返したのですが、、、これが一番と言えるほど辛い経験はありませんでした。本当に辛い経験はまだしていない気がするし、経験しても防衛本能から忘れてきたのかもしれません。

 

結局、その時はなんか違うな、と思いつつも上記の中から適当に答えました。(尚、その会社からはすぐにお祈りが届く)

 

ただ、その日帰宅してから、小さく声に出すレベルで人生で一番辛い記憶を思い出したのです。

 

「ああ、あったわ」(続く)