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UZ通信

カラダ・アタマ・ココロの遊び

村上春樹作品の好きなところ。と、僕の大発見

雑感

最近、サマーインターンの選考会に参加する機会が多くある。2・3時間の選考会であれば、大抵説明と選考だけで終了し、自由時間はない。しかし半日以上の選考会やインターンとなると、必然的に自由時間が生まれる。

 

この時間に何をするかは当然自由だが、基本的にみんなと話すことが多い。サークルや留学、志望業界、夏休み予定といった他愛も無い話をする。昨日はたまたま小説の話になり、同じグループの一人が、村上春樹のファンだと言った。

 

まあ村上春樹さん程有名な作家は少ないし、別に珍しくないなあと思っていると、彼は「特に男の主人公が好き」と言った。その時、わかってるな〜、と強く思った。村上春樹の好きな所は作品の世界観だとか、リズムだとか言う人は多いけど、社会に上手く溶け込めない主人公が好きとはっきり言う人は多くはない(と思う!と言える人が多くないだけかもしれない!そもそも友達が少ないだけかもしれない)。

 

僕も全く同じことを感じてる人間だから、大変共感した。共感しすぎて、これを書いている。

 

村上春樹の小説に描かれているテーマは「生/死/性/食/旅」が中心なのだけど、どんな話にしろ、登場してくる男がとてつもなく素晴らしいのだ。

 

一応断っておくと、ここで言う素晴らしいとは、容姿が優れているとか、ずば抜けた才能があるといった意味ではない。

 

聡明でなくとも人間性は高く、饒舌でなくとも言い回しが上手く、多くの女性に受けずともある魅力的な女性には人気があるという意味だ。

 

大学1年の秋、初めて村上春樹の小説を読んだ。はじめは言っていることがよくわからず(今もわかったとは言い難いけれど)、この人がそんなに評価されているんだ、くらいに捉えていたが、翌年1月に入ると村上春樹の作品にのめり込んでいた。

 

夢中になった理由は、作中の男性(主人公)に惹かれたからだ。主人公は自らの欠陥を認めつつも、自分にも他人にも誠実であろうとするし、筋を通す。料理が上手で、語彙が豊富。ユーモアがあって、お酒に明るい。一人の時間の過ごし方が洗練されていて、素敵な女性にモテる。男の浪漫が詰まった男なのだ。

 

そして話はここからなのだが、今日ノルウェイの森を読み返して、一つ大きな発見をした。下巻の中盤、ワタナベ君が入院する緑のお父さんを訪ねたシーンのことである。

 

ここで緑のお父さんは、主人公のワタナベにあるメッセージを残す。それは、「切符・緑・頼む・上野駅」という4つのキーワード。ここで僕は少し引っかかった。

 

上野、上野、上野、え、上野って、、、、たしか最後でレイコさんとお別れした場所じゃん!まじかよ!レイコさんが旭川へと旅立つ駅は、東京でも品川でも博多でもなく、「上野」だったじゃん!!!もう5周は読んだのに今さらになって気づいたよ!!!

 

これが僕の大発見です。この本が好きな人はとっくに気づいていただろうし、知らない人には全く意味のわからない、需要ゼロの話ですね☆

 

テスト期間の度に読む、現実逃避のバイブル「ノルウェイの森」は読めば読むほど好きになります。あと2年間でどれだけ村上春樹の作中の男に近づけるか、チャレンジしてみます。

ノルウェイの森 文庫 全2巻 完結セット (講談社文庫)

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京都行きたい

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