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UZ通信

カラダ・アタマ・ココロの遊び

いい日吉会議の共通点

昨日の日吉会議の議題は「国際協力とそのあり方」というテーマで、すごく有意義な会議(勉強会)でした。一応テーマを紹介しましたが、正直テーマそれ自体は会議の質にほとんど関係がありません。中身をどれだけ充実させ、議題を掘り下げられるか。参加者のレベルに合ったディスカッションを設定できるか、最後の主張で新たな視点を与えられるか、といった問題の方が重要だからです。

 

日吉会議は90分間を自由に使い、主催者側が20~40人の参加者に向けて発表する、自主ゼミのようなものです。今日の会議をはじめ、これまで満足度の高かった会議(=いい日吉会議)には、3つの共通点があるなと思いました。

 

《いい日吉会議の共通点》

①深い考えに基づく主張があること

②プレゼン時の具体例が豊富であること

③ディスカッションが主張の導入として機能していること

 

①深い考えに基づく主張があること

日吉会議における主催者側のゴールは、参加者に新たな視点や考えを提示することです。90分説明することでも、議論させることでもありません。クイズを出したり、プレゼンをしたり、動画を流したり、ディスカッションをさせること一つ一つを興味深いものにする必要はありますが、あくまではそれは部分の話です。最終的に主催者の主張が、参加者同士の議論を超える、インサイトというのかな、一段深い考えである時、参加してよかったなと思います。

 

②プレゼン時の具体例が豊富であること

「国際協力には失敗例も多い」と話されてもピンときません。一般論ばかりを提示されると、変数が多すぎてよくわからなくなってしまうからです。「国際協力には失敗例も多い。苦労して掘った井戸が1年後には使われなくなってしまうことや、学校を建設したはいいが、生徒や先生が集まらないことがある」というように、わかりやすく、想像のつく具体例が豊富にあると、話に集中することができます。

 

③ディスカッションが主張の導入として機能していること

①に書いた、主催者の主張が受け入れてもらえるかどうかは、それまでの過程で決まります。後の主張が相手に受け入れてもらえるような(というよりは、理解を助けるような)体験や思考をディスカッションで経験してもらえるかどうかがカギです。例えば、「両者からの視点でドキュメンタリーは描くべき」という主張を述べたいのであれば、「偏向的な作品」と「両者の視点から描いた作品」(イーストウッド監督の硫黄島プロジェクトの様な)を対比させて考えてもらったり、「人による解釈の違い」を主張したければ、解釈の別れるような錯視絵を見せる、というように。後の布石となる疑似体験をしてもらえると、主張が理解されやすくなります。

 

これを書きたくなったのは、昨日の会議がすごく面白かったからです。多くの具体例を含んだプレゼンに、実際の事例に基づくWS。さらに、そこで出た答えの上をいく主催者のまとめ。4年生の先輩が担当してくれたですが、完成度と面白さにおいて流石だと感じました。

 

話を聞くと「構想は一週間前から考え、昨日から徹夜して作った」とのこと。やっぱり、それ相応の時間が必要なんだな、と納得した1日でした。

 

あと2週間で、7月に突入する。四捨五入すると、2016年に突入する。

2016年もいい一年にしたい。

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